木工DIY

【天板リメイク】DIY|古くなった机の天板を赤松集成材でつくりなおす

長く使って汚れた机の天板。

しかし、買い換えるのも高いし、今の机の脚は鉄製でまだ使えそうでもったいない。

そこで、DIYで天板だけリメイクして、おしゃれな机を作ろう思います。

作成動画

使った材料

赤松集成材:約910×1820×25mm

ワトコオイル 1リットル缶:ダークウォルナット

未晒し蜜ロウワックス

紙やすり:120番 240番 400番

耐水ペーパー:400番

天板の加工・作業

赤松集成材のカット

店舗に売られている赤松集成材

ホームセンターのコメリで、赤松集成材(約910×1820×25mm)を今回の天板サイズ(650×1400mm)にカットしてもらいました。

集成材の厚みは、18mmと25mmの2種類があり、25mmを選びました。

集成材の厚みを25mmにしたのは、天板の幅を1400mmと長めにしたので、18mmの厚みだと強度が心配だったためです。

集成材の種類も、近くのホームセンターで購入できるのは、「パイン集成材」と「赤松集成材」だけで、「パイン集成材」は18mmの厚みしか売っていなかったので、今回は「赤松集成材」にしました。

ネット通販では種類も多く、指定のサイズにカットしてもらえるので、素材にこだわりたい時はネット通販を利用するのも良いと思います。

「天板 通販」で検索すると、ネット販売のサイトが見つかります。

ただ、ネット通販だと割高になるので、費用をかけたくない場合はホームセンターで購入しましょう。

ホームセンターでカットしてもらった端材も、今後使えそうでお得です。

購入した材料の運搬について

ホームセンターで購入するときに心配なのが、「車に載るのか?」という問題。

今回僕は、ホームセンターでカットしてもらったので載りましたが、カット前のサイズでは厳しかったと思います。(1000ccクラスのコンパクトカー)

なので、自分の車の大きさによっては、カットサービスだったり、トラックの貸し出しサービスを利用しましょう。

赤松集成材のやすりがけ

天板の用意ができたので、やすりがけをします。

やすりがけの番手は、「120番→240番→400番」で進めます。

ところが、この赤松集成材はパイン集成材と違い、木の筋が浮かび出ていて凸凹していました。

なので、ツルツルの表面にしたい場合は、電動サンダーで60番とか、80番から始めた方が良いと思います。

もしくは、表面が平の素材を最初から選ぶ(パイン集成材とか)

コピー用紙など、紙一枚に何かを書くことを想定している場合は、平の表面は絶対です。

今回は、紙一枚に書くことは想定していないので、凸凹面は問題ありません。

赤松集成材の塗装|ワトコオイル2回塗り

やすりがけが終わったので、塗装をします。

今回の天板リメイクは、息子が高校生までメインで使っていたものです。

それを大学が終わり、社会人としてのリモートワークとして使うことを前提にしています。

なので、落ち着いた感じにしたいので、「ワトコオイルのダークウォルナット」で2回塗装します。

1リットル缶を購入しました。

天板くらいなら200mlでも足りるかもしれませんが、今後もDIYで使うので、1リットル缶にしました。

オイルを塗るときのハケについて

ハケも安いのから高いのまで、ずいぶん差があります。

よく、最初に毛をしっかり抜くとされていますが、僕の購入したハケはいくらでも毛が抜けます。(安いハケです。高いハケだと抜けないとかは、高いハケを買ったことがないのでわかりません。)

しかし、オイルはペンキと違ってウェスで拭き取るので、毛が抜けても取れます。

なので、毛抜きはそこそこで大丈夫です。

ワトコオイルは2回塗りが基本ですが、天板裏は1回塗りにしました。

天板裏は塗らない人もいますが、かがんだりすれば見えてしまうので塗りました。

塗らないのも、なんとなく気持ち悪いので。

塗装は、乾燥時間があるので時間のかかるものです。

あせらず、ゆっくりとDIYを楽しみましょう。

ワトコオイルの2回塗りの方法は別記事で紹介します。

ワトコオイルの塗り方(準備中)

古い天板と新しい天板をつけかえる

古い天板の取り外し

古い机の脚はまだまだ使えるので、再利用します。

古い天板は六角ボルトで6カ所固定されていました。

当初、脚は2×4材で作ろうと思っていたので、古い机の脚が再利用できたのはラッキーでした。(作業時間の短縮)

元の天板に鬼目ナットが埋め込まれていたので、これも外して再利用します。

新しい天板の取り付け

新しい天板に脚を取り付けていきます。工程は下記の通り。

キリで鬼目ナットを埋め込む穴の位置決め→鬼目ナットの下穴あけ→鬼目ナットの埋め込み→天板と脚をボルトで固定

天板の裏に脚を乗せて、取り付ける位置を決めます。

そして、キリで鬼目ナットを埋め込む穴の印をつけます。

上の写真では8mmになっていますが、ナット胴体の幅を測らなくてはいけなかったようです。ねじ込む羽根?の幅ごと測ってしまいました。

このことは、作成中は気づいてませんでした。

ダボ穴用のビットが8mmで丁度良いと思ったので、これで下穴を開けて鬼目ナットを埋め込みました。(このとき、下穴サイズが適正出ないことに気づいていません)

ねじ込む羽根?の幅と同じ幅の下穴を開けてしまったので、スカスカになるハズが何故か問題なく埋まりました。

埋め込み後は、こんな感じです。

埋め込む時に、木工用ボンドをつけると、下穴内の隙間が埋まり強度が上がります。

仕上げ|味晒し蜜ロウワックス

今回初めて試した「未晒し蜜ロウワックス」です。

原料は「蜜ロウ」と「エゴマ油」で、木製の食器にも塗ることができる自然塗料です。

とにかく薄く塗ることがポイントのようです。

完成と感想・課題

今回は、机の天板リメイクということで、カットされた天板をやすりがけし、塗装するだけという、比較的簡単なDIYになりました。

以下に、感想と課題を書いて終わりたいと思います。

完成後の感想

before

元の白い天板から比べると、かなり雰囲気も変わり、グッとおしゃれになりました。

天板リメイクDIYで、ここまでできたなら満足です。

天板サイズも幅1400mmと十分のスペース感があります。

ただ、実際にパソコンなどを設置してみて、コード穴等の追加カスタマイズが必要になるかもしれません。

それもDIYの楽しみのひとつだと思います。

課題

簡単なDIYだったとはいえ、いくつか課題もありました。

  • 天板材料の質感(凸凹加減など)を購入時に確認して選ぶべき
  • 強度確保のため、鬼目ナットの下穴サイズの確認とボンドの使用は必要
  • 初めて使用する塗料は、塗り方などを事前にしっかり確認するべき

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。